Reshito:日本のフリーランスのためにAIレシートスキャナーを作った理由
目次
フリーランスとして確定申告をしたことがある人なら、あの苦痛をよく知っているはずです。靴箱いっぱいのレシート。毎週更新するつもりだったのに7月から放置しているスプレッドシート。そして、なぜか毎年不意打ちのようにやってくる3月の締め切り。
BenStayでもまさにその問題に直面し続けていました。複数の物件を管理し、異なるプロジェクトの経費を追跡し、手書きの旅館の領収書から確定申告前に文字が消えるコンビニの感熱紙レシートまで、あらゆる種類のレシートに対応しなければなりません。
だからReshitoを作りました。
まとめ
- Reshitoは日本のフリーランス・個人事業主に特化したAIレシートスキャナー。フル装備の会計ソフトではなく、レシートの手入力をなくすためのツール。
- インボイス制度の登録番号、8%/10%の複数税率、和暦の日付に標準対応。
- レシートを撮影(最大10枚一括)するとAIが数秒でデータ化。freee・マネーフォワード・弥生形式のCSVで出力可能。
- ローンチキャンペーン中は月額300円から(無料プランは月15回スキャン、クレジットカード不要)。
- 店名ルール機能で同じ店舗のレシートを自動カテゴリー分類。使うほど手間が減る。
本当の問題は「経費管理」ではない
経費管理ツールは世の中にたくさんあります。freee、マネーフォワード、弥生 — どれも優れたプラットフォームです。しかし、多くのフリーランスや個人事業主にとっては、必要以上に高機能です。フル装備の会計ソフトが欲しいわけではなく、ただレシートのデータを手入力するのをやめたいだけなのです。
Reshitoが埋めるのはまさにそのギャップです。やることはシンプル:レシートを撮影すると、AIが数秒で読み取り、きれいに整理されたデータをCSVで出力。確定申告にそのまま使えますし、お使いの会計ソフトにもインポートできます。
日本市場の特殊性
日本向けのレシートスキャナーを作るのは、英語アプリを翻訳するだけでは済みません。汎用ツールでは対応しきれない、日本特有の要件があります。
インボイス制度: 2023年10月から始まった適格請求書等保存方式では、適格請求書発行事業者登録番号(T+13桁)の管理が求められます。Reshitoはこれを自動検出・抽出します。
複数税率: 日本では8%(食品の軽減税率)と10%(標準税率)が同じレシートに混在することがあります。Reshitoはこれを自動的に分離します。正確な税務申告に不可欠です。
和暦対応: 一部のレシートでは令和などの和暦が使われていますが、Reshitoは西暦に自動変換します。
レシート文化: 日本ではあらゆる場面でレシートが発行されます。ビジネスの用事で1日に5〜10枚のレシートがたまることも珍しくありません。最大10枚の一括アップロードは必須機能です。
使い方はシンプル
ワークフローは意図的にシンプルにしています:
- レシートを撮影(または複数枚を一括アップロード)
- AIが自動抽出 — 店名、日付、金額、税額内訳、登録番号を通常5秒以内に処理
- カテゴリーを選択 — 15種類の経費カテゴリー(食費、交通費、通信費など)から選択
- プロジェクトに紐付け — 個人、会社、クライアント別に管理
- CSVでエクスポート — Reshito形式、freee、マネーフォワード、弥生に対応
以上です。複式簿記も、勘定科目の設定も不要。レシートを入れたら、整理されたデータが出てくるだけです。
店名ルール機能
個人的に一番気に入っている機能です。同じ店舗のレシートを何回かスキャンすると、自動タグ付けルールを作成できます。ローソンのレシートをスキャンすると、自動的に「食費」にタグ付けされ、個人プロジェクトに割り当てられます。使えば使うほど、考えることが減っていきます。
誰のためのツールか
Reshitoはfreeeやマネーフォワードを置き換えようとしているわけではありません。従業員がいて、給与計算や請求書発行が必要な会社を経営しているなら、フル機能の会計プラットフォームが必要です。
しかし、こんな方なら:
- フリーランスの翻訳者、デザイナー、エンジニア — ビジネス経費を追跡したい
- 個人事業主 — 確定申告用のきれいなデータが欲しい
- 副業オーナー — 個人と事業の経費を分けたい
- 誰でも — レシートのデータをスプレッドシートに手入力するのに疲れた
…Reshitoはちょうどいいレベルのツールだと思います。
フリーランスの予算に合った価格設定
ReshitoのPro版は月額980円ですが、現在2026年6月まで月額300円(年額3,000円)のキャンペーンを実施中です。無料プランでは月15回のスキャンが可能で、まず試してみるには十分な回数です。
参考までに、freeeのスタータープランは月額1,980円、マネーフォワードは月額2,980円です。どちらも素晴らしいツールですが、必要なのがレシート管理とCSVエクスポートだけなら、使わない機能にお金を払う必要はないはずです。
今後の展望
ユーザーのフィードバックをもとに、AIの精度向上と機能追加を続けています。検討中のもの:
- より賢い自動カテゴリー分類 — ユーザーの修正パターンから学習
- レシート画像検索 — 似たレシートの写真から過去のレシートを検索
- freee・マネーフォワードとの直接API連携(CSVを超えた統合)
フリーランスや個人事業主の方で、来年の確定申告が憂鬱な方は、ぜひReshitoを試してみてください。無料プランはクレジットカード不要、セットアップは約30秒で完了します。
よくある質問
Q: Reshitoはfreeeやマネーフォワードとどう違う?
Reshitoはレシートの写真を撮って、整理されたデータをCSVで出力することに特化しています。複式簿記や給与計算、請求書発行といった会計機能はありません。確定申告用のレシートデータだけが必要なら、Reshitoのほうがシンプルで安価です。
Q: 手書きの領収書も読み取れる?
はい。日本のレシート形式に対応したAIが処理するので、手書きの領収書、コンビニの感熱紙レシート、和暦表記のものにも対応しています。手書きがかなり雑な場合は精度が落ちることもありますが、大半は問題なく読み取れます。
Q: すでに会計ソフトを使っていても利用できる?
もちろんです。むしろそれが想定された使い方です。Reshitoでレシートをスキャンし、freee・マネーフォワード・弥生の形式でCSV出力して、お使いの会計ソフトにインポートするだけです。
ReshitoはBenStay合同会社(東京)が開発しています。ホスピタリティ管理、不動産投資分析、宿泊税コンプライアンスなど、日本でのビジネスを支援するツールも提供しています。
コメント