民泊の都道府県条例:許可の裏に潜むルール
民泊の届出が受理された瞬間、ひとつのゴールを越えた感覚がありますよね。証明書が手元に届き、Airbnbに掲載して、ゲストを迎える準備が整った。法規制の面では、これで完了——そう思いたいところです。
でも、実はそうじゃない。日本の民泊制度は「二層構造」になっていて、多くのオペレーターは上の層しか把握していません。
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民泊の届出が受理された瞬間、ひとつのゴールを越えた感覚がありますよね。証明書が手元に届き、Airbnbに掲載して、ゲストを迎える準備が整った。法規制の面では、これで完了——そう思いたいところです。
でも、実はそうじゃない。日本の民泊制度は「二層構造」になっていて、多くのオペレーターは上の層しか把握していません。
「民泊の届出は出した。あとは運営するだけ」と思っていたら、「この地域は条例で週末しか営業できません」と言われた——そんな話を、物件購入後に初めて知るオーナーから何度か聞いたことがあります。
用途地域(都市計画法に基づく土地利用の分類)は、民泊運営において「どのライセンスが取れるか」「年間何泊まで合法か」を左右する、最初に確認すべき要素です。ところが、この確認が後回しになることが実に多い。
東京で最初のゲストハウスを開業したとき、消防法対応が最も想定外だったのを今でも覚えている。要件が厳しいというよりも、三つの異なる法律にまたがっていて、誰もひとつにまとめたチェックリストを教えてくれないのだ。消防署、区役所、建物の管理会社に問い合わせても、それぞれ微妙に違うことを言う。
短期宿泊施設を運営している、あるいはこれから始めようとしているなら、実際のところを整理しておきたい。