空き家を民泊物件に:リノベーションの実際のコストとは
数ヶ月に一度、「地方に300万円の空き家が出ているんだけど、これを買ってAirbnbとして運営できるかな?」というメッセージが届きます。正直に言うと、答えは「できるかもしれないが、購入価格はこの投資判断の中で最も重要度が低くなりがちな数字だ」です。
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数ヶ月に一度、「地方に300万円の空き家が出ているんだけど、これを買ってAirbnbとして運営できるかな?」というメッセージが届きます。正直に言うと、答えは「できるかもしれないが、購入価格はこの投資判断の中で最も重要度が低くなりがちな数字だ」です。
以前、東京近郊の小さな木造住宅を検討したことがあります。駅から徒歩10分、立地は悪くない。でも周辺の相場より明らかに安かった。「これは掘り出し物かも」と思いながら、詳細を調べ始めると——
建築年が1975年でした。1981年との6年の差が、投資の計算式をまるごと変えることになりました。
民泊や短期賃貸を運営していると、デザイン家具やインテリアに200万円をかける一方で、宿泊中に頻繁に切れるWi-Fiや、レビューで繰り返し言及されるバスルームの問題を放置しているオーナーを多く見かける。改修の費用対効果は直感とは一致しないことが多い。
日本で物件を管理していて、リノベーションや修繕工事の見積もりを複数社から取ったとき、「うまく比較できない」と感じたことはないだろうか。一社は「浴室改修工事 一式 ¥450,000」という1行だけ。もう一社は解体、防水処理、タイル(工賃)、タイル(材料)、配管(排水)、配管(器具)、廃材処理費、確認申請費……と18行に分かれている。合計金額は似ていても、何が含まれていて何が含まれていないのかが全く見えない。
これは業者が不誠実なのでも、杜撰なのでもない。日本の見積書がそういう構造になっているだけだ。しかし、見方を知らないと「最安値の業者」が結果として高くつくことがある。